hashcatをCPU OnlyのUbuntu16.06環境にインストール

person 73spicafolder_open未分類access_time 2017-07-08

オープンソースの高速パスワードリカバリーツールであるhashcatをCPU OnlyのUbuntu16.04環境にインストールする手順になります.

環境

  • CPU : 8 CPUs x Intel(R) Xeon(R) CPU E5520
  • OS  : Ubuntu 16.04 64bit

hashcatはGPUを利用することでより高速に処理が可能ですが,私のサーバにはCPUしか積んでいないのでCPU環境で使えるようにしました.CPU(やIntel GPU)でhashcatを使う場合には,OpenCLという並列コンピューティングのためのクロスプラットフォームをインストールする必要もあります.下記のインストール手順で順に説明してまいります.

インストール手順

  1. hashcatのインストール (バイナリ or ビルド)
  2. OpenCLのインストール

1. hashcatのインストール(バイナリ or ビルド)

hashcatのインストール方法は2パターンあります.すでにコンパイル済みのバイナリファイルをインストールするか,ソースからビルドするかの2択です.せっかくですのでどちらの方法についても記載します.

方法1: バイナリファイルをダウンロードする

Ubuntuで扱う場合はこれが一番簡単だと思います.こちらのサイトの上部にある最新版のバイナリをインストールします.(古いバージョンは最下部にあります)

ファイルは7zで圧縮されています.7zコマンドがあれば下記のようにして解凍できます.7zコマンドが使えない場合はお手数ですが7zのインストール方法を調べて入れてください.

解凍したフォルダ内のhashcat64.binを使うことができます.

方法2: ソースからビルドする

ソースからビルドする場合は,こちらのGithubのBuild.mdを参考にしました.以下のようにすればインストールできます.

最後のコマンドでhashcatのバージョンが表示されていれば成功です.

さて,hashcatをインストールできたところで早速ベンチマークを試してみたいところですが,このままでは実行できません.OpenCLをインストールしていないためです.試しに以下のコマンドでOpenCL infoを表示してみると,そもそも以下のようなメッセージが表示され,環境ができていないことが確認できます.

細かい出力は忘れてしまいましたが,こんな感じのメッセージが表示されます.(ベンチマークを実行するオプションであるhashcat -bなどでも同様のメッセージが表示され,失敗に終わると思います)

2. OpenCLのインストール

こちらのサイトのOpenCL™ Runtime for Intel® Core™ and Intel® Xeon® ProcessorsにあるOpenCL™ Runtime 16.1.1 for Intel® Core™ and Intel® Xeon® Processors for Ubuntu* (64-bit)をダウンロードします.

こちらはtgz圧縮してるので,以下のように解凍します.

解凍したフォルダ内にあるinstall.shを実行します.実行後は対話的にインストールを進めていきます.基本的にはdefaultrecommendを選択していけば良いです.

これでOpenCLのインストールが完了し,hashcatが使えるようになったはずです.以下のコマンドを叩いてみます.

このような出力になっていればインストール成功です.

参考

本件には関係ないですが,NVIDIA GPU環境でインストール可能なバージョン以外のNVIDIAドライバを入れてしまいUbuntuにログインできなくなった時の対処は以下